サンドブラストについて

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「サンドブラスト」と言うとほとんどの方が「はぁ?」とか「何それ?」といった反応が
多いですが、かなり専門的なモノですので、ふつう聞くことはないと思います。

私は、趣味で古いバイクのレストア(この言葉もあまり聞きなれないと思いますが)
いわゆる修理と言うか、ボロボロのバイクをきれいにして満足しているんですが、
レストアの際に、サビなどを落とすときに使う用途で知っていました。

プロフィールのページでも書いていますが、カナダのトロントでサンドブラストされた
看板を見てすぐに、作り方がわかったのはこのためだったと思います。

サンドブラストについて簡単に説明しますと、コンプレッサー(空気を圧縮する機械)
を使って圧縮した空気と一緒に「砂」のようなものを木に吹き付けて、木目の柔らかいところだけを
削っていくと言ったモノです。

削りたくない文字や絵の所はあらかじめマスキング(テープのようなもの)を張ります。

看板の詳しい作り方は「看板製作工程」のページをご覧ください。

サンドブラストをするための道具

サンドブラストをするためには道具と機械が必要になります。

 

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コンプレッサー

私の工房で使っているコンプレッサーです。200Vで3馬力です。100Vのコンプレッサーでは力不足のようです。

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サンドブラストをするためボックス

この中に看板を入れて、丸い穴の所から手を突っ込んでブラストガンを使って砂を吹き付けます。 ご注文頂く看板がだんだん大きくなってきたのでこのブラストボックスは(買うとメチャクチャ高いので)自分で作りました。 看板を入れる所のサイズは幅1.8m高さ90㎝あります。今では、さらに上に40㎝ほど大きく増設しています。

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サンドブラストガン

まさに鉄砲みたいな感じでレバーを引けば砂が飛び出すようになっています。 ガンの先は取り換え式で、セラミックでできたものを使っています。 以前は安価な鉄製を使っていましたが、すぐに削れて穴が大きくなり、 ひとつの看板を仕上げるのに数本必要になることもありました。

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砂(メディア)

砂と言っても本物の砂を使うわけではありません。はじめは河原からとってきた砂でやってみたんですが、 大きさがそろっていないのと、すぐに粉々になって使い物になりませんでした。 メディアにも色々な種類があって、鉄の粉やアルミの粉、ガラスビーズ、などあります。用途によって使い分けるようですが、 私の工房では「ガーネット」という種類の粉を使っています。サンドペーパーの茶色の部分の砂と同じです。 アルミや鉄の粉は、ブラストしたところが黒くなってしまうので木の色のままで看板を仕上げたい時などは不向きのようです。

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集塵機

ブラストするとボックスの中が粉塵でものすごいことになります。粉塵にも対応している集塵機でないとすぐに壊れてしまいます。 私も、過去2台ほど壊してしまいました。今の集塵機でも、ブラストボックスを大きくしたせいもあって能力不足なのでもう少し本格的なものが欲しいところで、自作のサイクロンを作ってみようと勉強中です。この他に、コンプレッサーとガンをつなぐホースとか照明などがあればブラストできます。ガラスに対するサンドブラストの情報はかなりありますが、木に対してはほとんどありません。やる人があんまりいないんでしょうね。自分でやるしかないという事でしょう。まだまだ、研究の余地がかなりありそうなのでボチボチ改善していきたいと思います。