木製看板の耐久性について

木製看板について。 /2023.8.21

木製看板の耐久性について

木製看板はその温かみと風合いから人気があり、さまざまな場所で使用されています。

屋外環境に設置される木製看板は、風雨や紫外線にさらされています。

弊社ではログハウスなどにも使用されている屋外用防腐塗料を使用して屋外でも安心して設置できる木製看板のご提供をさせて頂いています。

それでも、やはり気になる、お客様からも多くご質問をいただく木製看板の耐久性を高めるためのポイントとメンテナンスについてご紹介させていただきます。

1. 防腐塗料の重要性

屋外に設置される木製看板は、雨や直射日光による影響を受けやすいため、耐久性を保つためには防腐塗料が欠かせません。防腐塗料は木材を保護し、腐食や色あせを防ぎます。しかし、時間が経つにつれて塗料は薄くなってきます。月日や環境などにより徐々に防腐塗料の効果が弱まってくるとイメージしていただけたらと思います。

2. 定期的なメンテナンスの重要性

木製看板の耐久性を維持するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。メンテナンスといっても防腐塗料の重ね塗りのことです。塗料メーカーは一般的に、2年から5年ごとにメンテナンスが推奨されています。定期的な塗り替えによって、木材の劣化を防ぎ、耐久性を向上させることができます。

3. 設置場所の影響

木製看板の設置場所は、その耐久性に大きな影響を与えます。長時間、直射日光や風雨の影響を受ける南向きや西向きの場所では、塗料の劣化が早く進む可能性があります。また、湿度の高い場所では腐食が進行しやすくなります。そのほか、 木製看板の腐食は通常、上部の方から進行していくことが多いため、木製看板の上部に庇などの遮蔽物があるのはいいように思ます。

4. 木材における耐腐朽菌の影響


木材において耐腐朽菌が発生するかどうかは、複数の要因に影響されます。まず、元々木材に耐腐朽菌が存在している場合があります。また環境条件によってその発生が促進されることがあります。湿度の高い場所や地下など、湿潤な環境は耐腐朽菌の増殖を助ける要因となります。
腐れなどを発見した場合は塗料の塗り替えだけでなく、作り直しが必要になります、弊社ではその状況にもよりますが腐った個所一部だけを作り直しをし、修復してお客様のご負担が最小限で済むように心がけて対応させていただいています。

5. メンテナンスの有無が耐久性に影響

定期的なメンテナンスを怠ると、木製看板の耐久性は著しく低下します。塗料の劣化や木材の腐食が進行し、見た目や機能に影響を及ぼす可能性があります。定期的な点検と必要に応じたメンテナンスを行うことで、看板の寿命を長く保つことができます。

実例:メンテナンス無し14年目の驚き


弊社では木製看板のメンテナンスを行う中で、特に印象的なケースがありました。その中で一番長い期間、作り直しの必要がなかったのは、なんと14年目のメンテナンスの看板でした。
この看板は、設置場所も直射日光が当たり、雨ざらしの状態で長らく使われていました。
その看板がメンテナンスで送られてきて、実際見て触る直前まで、作り直しが必要だろうと思っていました。しかし、驚くことに、木製看板の木の状態はとてもよく色の塗り直しだけで十分な状態でした。
この経験から、この看板はおそらくとても木のポテンシャルの高い木材なので、今回のメンテナンスを経ても同じくらいの期間、メンテナンスもすることなくいい状態を保ってくれるのではないかと考えています。

予想をはるかに上回る木のポテンシャルに驚きを隠せなかった実例としてご紹介させていただきます。

→ 14年間頑張った木製看板のメンテナンス

木製看板の耐久性は、設置場所や材料のポテンシャル、定期的なメンテナンスによって大きく左右されます。

弊社では数多くのメンテナンス実績があり、私たちもメンテナンスをしてでもずっと掲げ続けたいと思っていただけるような看板制作を目指しています。 ぜひ気になる点やご相談事があればいつでもお気軽にご連絡ください(^^)/

詳細については、「メンテナンスについて」と「木の看板の耐久性」のページをご覧いただければと思います。

最後に、木製看板の耐久性についてこんなにも長く文章を書いているとマイナスイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、 私は屋外に設置されている屋外用の木ではない他の素材の看板も雨や紫外線などにさらされることにより、月日とともに劣化を感じることに違いはないと思っています。

木製看板の良さと強みはそう感じた時にメンテナンスをして看板を新品同様によみがえらせることができることだと思います。
メンテナンスをしたり、修復したりして末永く使用できること、そして、さようならをすることになった時にも地球に返すことができる、優しい素材というところにおいても 木製看板は、木の看板はとても優れていると思っています。

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